大学院生の英語勉強記

現役大学院生による院試や日常、そして英語勉強のブログ

大学院進学について ① 大学院とは

初めまして snoozemin スヌーズミン と申します。

この記事をご覧いただいているということは、大学院進学を検討されているということでしょうか。

色々な不安を抱えて見ている方、興味本位で開いた方、たまたま見つけた方、様々いらっしゃることでしょう。

そんな方のために少しでも役に立てればと思いブログを記載しております。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 この記事では、大学院進学に際して、まず、大学院とはなんぞやということから説明させていただきます。

 

大学院 graduate school とは大学で学んだことを応用してより高度かつ実践的な学術的な研究を行う場所です。

大まかに分類すると4つ存在し、

①一般型大学院  ②独立型大学院  ③大学院大学専門職大学院 

に分けられるかと思います。

 

①一般型大学院はおそらく大学院と聞いて一番に思い浮かぶところでしょう。

大学と学部があり、その上に大学院が設置されているというパターンです。例えば文学部には上位として文学研究科、経済学部には経済研究科といったように学部を基礎として設置されています。

そのため、自大学の院に進学する場合はそのまま文学部→文学研究科と進む場合がほとんどでしょう。

ただし、学部を学び終えた上で、応用した研究が文学の域を超える場合、つまり横断的な研究になる場合はその限りではないです。

実際に文学部→地理学研究科に進学した方を知っています。

しかしながら文学部→法学研究科や文学部→工学研究科といったまったくかけ離れた、もしくは文系から理系へと進学した方はほとんどいないかと思います。

別記事に記載しますが、大学院試験には専門試験が存在し、学部修了レベルの知識が問われるため、まったく学んでいない状態で合格するのはよほどのことがない限り難しいと思います。

 

私自身も最初は文系から理系への編入か院進学を考えていました。

研究したいことが景観についてであったのですが、日本においては都市工学 景観工学 建築工学といった理系の分野が扱う対象であるため、文系の私では難しいと判断したため断念しました。

そもそも3年次編入や院進学には、募集要項に進学先の学部や院での研究に対応した学部からの卒業生であることが条件となっているため、そもそもスタートラインにも立てていなかったわけです。

 

ではそういった学生や研究志望の人たちは一生学部の専攻に縛られるのかというとそうでもないです。

そういった人たちを受け入れ可能な大学院が

②独立型大学院 です。

独立型とは下部組織として学部を持たず、研究科が独立した状態であること指します。

ここでは学部から上がってくる学生がいない=専攻が偏らないため、様々な人が集まり研究をおこなうことが可能となっています。

例えば学部では経済を勉強していた方が環境と結びつけて研究することも可能ですし、工学を勉強していた方が実践として観光を研究することもできるでしょう。

なんとなくですが、説明会に行った限りでは、社会人の方がこの大学院を選ぶ傾向にあるように感じます。私が行った大学院説明会には60代の方も参加されていました。40年前には経営学を専攻されていたようですが、大学院では観光学と博物館を結びつけた研究をされたいとおっしゃっていました。

研究がより横断的に、多様化していく中ではこういった大学院が生き残るのかもしれません。

 

つづいて ③大学院大学 は②と少し似ている点があります。

大学院大学は学部がありません。②と違う点は大学院のみ設置された大学であるという点です。独立型大学院は下部組織に関連した学部がないだけで学部そのものは存在します。しかし大学院大学では学部がそもそもありません。これらは国立大学でよく見られます。

JAISTNAISTなどが有名かと思います。

大学院大学についてはあまり詳しくないため、他の方の記事を参考にしていただければと思います。

 

そして最後に ④専門職大学院 です。

こちらは他の3つとは違いかなり高度な人材が集まっている印象です。

法務系 教職系 経営系が多い印象です。

実務家や社会人の方がほとんどなのではないでしょうか。公共政策を見たところ3年以上の実務経験またはそれに該当する社会経験が求められるようです。

公務員や議員の方、弁護士の方、経営者などがより知識を深めるため入学されるようです。一般の社会人や学生には少し遠い位置にあるかもしれません。

上位国公立や名門私立大が設置していることが多いようです。

余談ですが、最近CMでは服飾の専門職大学ができるとかで話題になっていましたね。

 

ここまで大学院について見てきましたが、おそらくこの記事を見ている方は①か②を志望するのではないでしょうか。

次の記事で書きますが、大学院課程は3コースほどに分類できますが、そのうちの博士後期課程まで進学を考えている方は③や④も視野に入れると良いのではないでしょうか。

 

それでは今日はこのあたりで

ではでは